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成島 出 監督インタビュー:小豆島の皆さんは地域の共有財産になる“映画の威力”を『二十四の瞳』以来、本当よく知っているんです」(「小豆島倶楽部」2024夏号より)
小豆島には、二つの誇るべき映画がある。 木下惠介監督の『二十四の瞳』。 もう一本は角田光代の同名小説を成島出監督の元で映画化された『八日目の蝉』だ。 生まれたばかりの子どもを誘拐し、母と偽り過ごしていた女の誘拐事件を、誘拐された子 の視点を中心に、そこに渦巻く人間模様を紡ぎ出していく、一度見たら忘れられない作品。事件経過の時間軸を行きつ戻りつしながら、事件の背景にある“物語”が浮かびあ がる成島監督の圧巻の演出。胸が詰まるほど切なく痛い登場人物の心情を癒し覆う小 豆島の風景が、さらに観客を物語へ引き込む。それは映画『二十四の瞳』における小豆 島の悠久で穏やかな自然が舞台装置となり、その真逆のメッセージが観る者の心に突き 刺さるのと同じように。映画『八日目の蝉』の成島監督に「小豆島のミライ」を伺った。 ――小豆島で『八日目の蝉』を撮るきっかけは? 「角田さんの小説はもともと好きだったので、新作ということで、本屋さんで買って読んだんです。直感的に“ 映画にしたい”と思い、日活と松竹のチームに相談したのが始まりでした。映画化の可能性が出てきた時点で
harayama0
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小豆島の風景の理由(にほんげんきペンギンe-books「小豆島倶楽部」より)
伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)という神様が創った祈りの島、小豆島。 太古の時代より、人は島という大地、岩、石と共に生きてきました。 小豆島には、古くから自然への畏敬の念を基盤と、山や岩、川などの自然物が神聖なものとし、アニミズム(すべての個体に魂が宿るという信仰...
harayama0
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寒霞渓が日本初の国立公園になったきっかけは10人のインフルエンサー(にほんげんきペンギンe-books「小豆島倶楽部」より)
1934年(昭和9年)に寒霞渓を中心とした瀬戸内海一円が日本の国立公園と して最初に指定されてから今年で90年。今や、世界からこの奇岩と空と海の絶景を観 に、多くの人が訪れています。この風景を、大切な郷土の宝物として、保全し末永く伝...
harayama0
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