デジタルガキ大将キャンプ inハローウッズ
「自然×デジタル」マインクラフト穴掘り
体験プログラム
2023年7月:VOL.3
開催日時
2023年7月15日~17日(2泊3日)
ねらい
「自然の中でメタバース(仮想空間)と現実を比べてみよう」と銘打ち、重さや長さ、匂いや痛みや味、温度や湿度、劣化や疲れがある現実世界と、無機質で仮想的なメタバースの2つの世界で 「穴掘り」体験をし、身体と感覚の重要性を多様な角度から提供するプログラムほか、管理、整備された里山での、動植物の生態観察、関心促進を目的とした里山散策プログラム、羽釜での炊飯体験など、子どもたちに自然体験とデジタル体験を通じて想像力と創造力を刺激し、成長する機会を提供していきます。
マインクラフトでと自然体験を同時に提供し
身体性を伴う現実と、あくまでも拡張されたデジタル体験の違いを理解
┗デジタルで表現された画面の中では感じていなかった身体的な感覚を、自然の中での「高さ」「長さ」「重さ」などを体験させ、メタバースとの違いを理解し学びを促す。
┗身体の感覚が開いた状態でデジタル体験へ戻り
「長さ」「高さ」をブラウザ上で疑似体験(想像して感じる)することで、身体と頭の繋がりや関係性の気づきを得る。これがリアルとメタバースの世界での学びと気づきを
重視する本カリキュラムのテーマです。
メインカリキュラム
「自然×デジタル」
マインクラフト穴掘り体験プログラム
●マイクラ穴掘り競争をしてみよう
・1つのワールドに集合してみよう(5分)
・チェストから道具を探してみよう(3分)
・チームで場所を決めて掘る
●穴掘りコンテスト チーム別作戦会議
「どうやって穴を掘っていこうか?」
・どんな方法で、どんな手段で、どんなツールで、どんなふうに力を合わせて・・・?
45分間で1㎥を掘り進める作戦を計画します。
●リアル穴掘りコンテスト 45分 タイムトライアル
●約18mの高さまで登り、リアルにその「高さ」を追体験.
(「高さ」は、その天地の長さを理解するのに、五感が反応し、子どもたちにとってわかりやすい)
フィールド
「HELLOWOODS」
〒132-3587 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
モビリティリゾートもてぎ
対象
全国の10歳~12歳前後の子供たち。
(小学校4年生~6年生 男女)
協力
株式会社読売旅行
本田技研工業株式会社
株式会社ベースブレーンワーク
株式会社サンボーン
お客様の声
「全般的に受け身であることが多いのですが、視野が広がったのかちょっとした家の手伝いなど以前はイヤイヤだったのがイヤイヤながらも自ら動く場面が見られるようになりました。また何か注意したり、気に入らないと睨みつけることが多かったのですが、感情を少し抑えられるようになったようです。」
「キャンプ最後の本人の感想で楽しかったこと「ないです」という酷いコメントでしたが、家に帰って来てから「なんでみんな(近所の友達)キャンプ参加しなかったんだろうねー?楽しかったのにね」と言っていました。明確な変化はありませんが、ちょっとしたことが少し成長したかな?と思うことがあります。キャンプでの経験の全て良かったと思います」
「もっと放任な企画かと思っていたのですが、スタッフの人数が参加者とほぼ同数でとても手厚いと感じました!子供への関わりもスタッフの方はどこまで対応してくださるのかな?と思っていたのですが、対応がとても自然でした。マイペースで唯我独尊の我が子のペースも受け止めてくださり大変ありがたかったです。ただ、どうしようもないのですが、ひたすら暑かったです!!笑」
「スタッフの皆さんも暑い中企画運営ありがとうございます。デジタルと自然ってどういうものなのかな?と思っていましたが、終わってみると子供の中では自然に融合しているようです。現代の子はどちらかひとつではなく両方のバランスが大事ですね。
また親子キャンプの企画があったら参加したいね、と子供と話しています。いくつかのパターンがあったら嬉しいです」
「とても丁寧でアットホームなみなさまでした。子供も喜んで話しかけていたのが印象的です。普段は引っ込み思案な性格なのに、沢山スタッフの方と話していたので、スタッフの皆さんがとても話かけやすい雰囲気で、尚且つ心配りしていただいたおかげだと思っています。逆に子どもが失礼な言葉遣いや態度だった事もあるかと思いますが、寛大な対応をしていただき、感謝いたします。」
「今まで、ダンゴムシくらいしか触れなかったのに、キャンプで連れて帰ったカブトムシをおっかなびっくり触りながら、大切にお世話している」
「丁寧で、いつでも連絡くださいと申し込み前もあとも言っていただけてかなり安心感があった。子供一人参加でもちゃんと様子を伝えてくれて電話も代わってくれてかなり安心感があった。」
「ゲームの世界と現実の世界の違いを、とりわけ穴掘り体験で感じていました」
「今回、初めての事ばかりで緊張していたようですが、一緒に参加したことによって、勇気を出して一歩踏み出す後押しができたかなと感じました。本人は、火おこしやテント建て、また穴掘りを通して1ボクセルを体感したり、カブトムシがいる木はどんな木など、ハローウッズで過ごした全てが得難い経験になったと思います」
「なにしろ、素晴らしい里山保全と一体となったみなさまの実践が背景にあり、その結果としての自然環境がすばらしかったです。そして施設が美しく手入れも行き届いており、非常におどろきました。音もなく(ツインリンク使用時以外)、虫や鳥がいきいきしているのがわかる極上の生活でした。デジタル体験をこの自然の中でやること、またVOXELの大きさを複数親子で掘ってみたこと、教室や学校では得られぬことで、キャンププログラムの狙いはそれ以上に効果があると思います。
養老先生の勧める都会と自然の二重生活は、子供にとっても親(おとな)にとっても必要なことと思っているのですが、このような積極的で生きた拠点とつながりを持ってそうした二重活動をやる、ということもよいのではと着想しました。たとえば、ここで行われている生態系観察や保全に、キャンプという形でなくても継続的に関わらせていただいたり協力するようなことが、何かできないかしら、と思っています」